スタイルハウス
変形敷地に建つアイデア輸入住宅

緑豊かな風致地区に建てられたレッドシダー貼りの輸入住宅!
この家は三角形の敷地を有効に使い、施主の趣味や設計者の遊び心を随所に反映したアイデア住宅です。



緑豊かなすばらしい環境の中に建つ、重厚な輸入住宅。木製サッシやレッドシダー貼りのサイディングが特徴的なこのN邸は、36坪変形敷地を上手に利用してトータルコストを削減した、アイデア輸入住宅です。


上物はもとより、一戸建てを新築する際に重要なのが土地探し。
N邸の設計施工を土地探しから始めた(株)スタッフは、施主のNさんの要望と予算から、ある36坪の土地を提案しました。


この土地は緑豊かな都市環境を維持するために定めた風致地区内にあることから、36坪とはいえ、建ぺい率40%で隣地からの壁面後退は1mという制限付き。
いわゆる一般的な四角い家を建てるには困難と言うことで、周囲の土地に比べて価格が比較的手頃な設定だったのです。しかし、同社はプランによっては充分に魅力的な住宅が建てられると考えました。
建物の外観はすべて天然木の部材で構成したいというNさんの要望も、この土地であれば木製部材の制限が、防火地域ほど厳しくなく、外に木製部材を使用可能。以上の理由でこの土地のプランニングがスタートしました。


N邸のプランは、約12坪の建坪を有効利用するために廊下を廃し、1階にはLDKと和室、2階を寝室とした2LDK。
Nさんの希望から、本を収納するためのウォークインクローゼットをたっぷりと2部屋確保したレイアウトとなっています。


三角形の土地ということで、リビングなどは独特の室内形状をしていますが、家具や収納などをその形に合わせて造作することで、くつろげる環境を造り出すことに成功。
建築制限によりセットバックされた建物の周囲は、デッキで囲むことで、家全体にゆとりを持たせ、木に囲まれた雰囲気を実現しています。


家のどこにいても落ち着く、新築でありながらクラシックな住宅。
施主のNさんは実家が昔ながらの古い住宅で、その雰囲気が気に入っていたことから、N邸の室内はそんなイメージからスタートしました。


完成して何年も時が経ったかのような、アメ色の建具や木製のサッシのカラーリングは、すべてNさんと内装仕上げの職人さんとで、色の調合を打ち合わせしながら決めたもの。
また、内装はフランス製漆喰壁のセニデコで塗り、さらにワックスを用いて古い感じをわざと出すなどして、トータルでクラシックな質感を再現しています。
無垢のフローリングやセニデコなど室内を天然素材で仕上げることで、じつはペットにも安心というメリットがあるのです。
この古っぽい仕上げは、ガレージ内でも再現され、ブリックタイルの上にモルタルを塗り、わざと剥がれたような質感を出したり、床にペーパーコンクリートという模造石畳を造るなど遊び心もそこかしこにちりばめられています。


着物やお茶をたしなんだりすることも好きというNさんの希望から、囲炉裏付きの和室と石庭もレイアウト。
このN邸は、輸入住宅のセオリーにとらわれないアイデア溢れる住宅造りがとても斬新といえます。


写真内右の収納を兼ねたベンチチェストや、シンク付きのキッチンは造作で、丸テーブルはマーロウの注文家具。
厚さ19mmの無垢フローリングが心地よいN邸のリビング。


吹き抜けのある2階寝室。
扉の向こうはトイレ、洗面、バスというホテルのようなレイアウトです。


規模・構造:
販売形態: 注文住宅
建物構造: 2X4工法
建物階数: 2階建て
間取り: 2LDK
基礎: ベタ基礎
断熱工法: ロックウール50mm
外壁仕様: 防火サイディング
敷地面積: 36.54坪
延床面積: 21.08坪
用途地域: 第一種中高層風致地区
建ぺい率: 32.96%(40%)
容積率: 57.52%(180%)
本体工事費: 1,200万円
坪単価: 57万円
別途工事費: 300万円(外構、設計、その他)
仕上げ・設備:
屋根: アルメットルーフィング(米国製)
外壁: レッドシダー(ケミコウォール)
サッシュ: ペラ社
玄関扉: ピーチツリー社
建具: ノード社
LDK: セニデコ(壁・天井)
ロビンス19mm無垢材(床)
寝室: クロス(壁・天井)
ロビンス19mm無垢材(床)
和室: クロス(壁・天井)畳(床)
キッチン: 松下電工 オーメイド ムク扉
バスルーム: 松下電工 ジェイバス
トイレ: INAX社製
洗面所: 造作
照明器具: 米国製

古い消火栓や照明がノスタルジックなガレージも遊び心溢れるもの。
床は目地をつけたペーパーコンクリートという仕上げ。タイルの1/3程度のコストで施工可能です。

枕木、テラコッタタイル、玉砂利をアクセントとしたポーチ。
緑にペイントされたピーチツリー社の玄関ドアが印象的です。

和室から見える石庭。壁側の玉石は、ブロックにモルタルで丸い石の形を創作。
アミューズメントパークでは一般的な模造石です。

半円状の仕切がアクセントとなる玄関まわり。下駄箱は造作。
手すりは丹念に塗りと磨きをかけています。

雪見障子と囲炉裏という、こだわり満載の和室。
天井は収納スペースにもなっています。

本と洋服の収納スペースをたっぷりと欲しいという要望から、クローゼットには奥まで収納できる移動式の書棚を造作。

階段下のスペースを有効利用した1Fのトイレ。
書棚をレイアウトし、落ち着ける雰囲気を演出しています。

内装はセニデコのコテ仕上げ。ワックスで懐かしい雰囲気を実現。。

階段にはセンサーで足元を照らす松下電工のホタルライトを設置。